ヘタレ腐女子×ゲイ●石原都知事受かっちゃってどーするよトーク

石原都知事、当選してしまいましたねぇ。
いろんな「トンデモ発言」を繰り返し、その根底にある思想が「トンデモナイ」と感じる人はかなり多いと見受けられるのに、なぜか結果に結びつかず同じことが繰り返されるのです。果たしてそれでいいのでしょうか?
生や性の多様性を求める活動と、「イシハラ的なモノ」は相反していることは明白なのに、なぜ「対抗」のためにまとまれないのか?結果が出せないのか?そんな問題意識を共有する映像作家2名で、じっくり語り合ってみようと思います。
語るのは「ヘタレ腐女子」の映像作家・根来祐さんと「ゲイ」の島田暁(akaboshi)。出会いは昨年の12月13日。青少年健全育成条例改定案が「都議会総務委員会」を通過しようとする当日でした。

その後両者は、4月16日の「石原都知事の同性愛者差別発言に抗議する有志の会」主催デモを共に映像で撮影。東日本大震災後の現在のような緊急時では、「マイノリティ」や「社会的弱者」の問題は後回しにされたり、無いものにされかねない状況。平常時でも弱い立場にある者が、さらに弱い立場に追い込まれかねない状況への危惧を抱いていることでも、思いを共有しています。
そこで、ここらできちんと「イシハラ的なモノ」への対抗方法を考えてみようということで、緊急にパフ★シネマを開催することにしました。
根来祐さんは、「ヘタレ腐女子」としてだけではなく性暴力のサバイバーとして生きてきた経験を語ったり、最近は日本に住む移民や難民の問題にも取り組む等、幅広い社会問題に関わりながら映像を作り続けてきました。トークでは、日本でも起きているセクシュアル・マイノリティの移民や難民の問題にも触れる見込み。
ふだんそれぞれが関わっているコミュニティの枠を超えた新たな出会いから、きっと何かが導きだされることを期待しながら・・・対話することから始めてみようと思うのです。
パフ★シネマ
「ヘタレ腐女子×ゲイ●石原都知事受かっちゃってどーするよトーク~対抗言論を作っていくには」
2011年5月7日(土)19:00開映(開場は20分前)
会費:1200円 ※予約は不要。お気軽にお越しください。
会場:パフスペース
http://www.pafspace.com/
…東京メトロ東西線早稲田駅下車、馬場下口(2or3b)より2分。
馬場下町交差点を文学部の方向(左)に曲がり3軒目のビル。
ドコモショップ横の階段を上がり3階。
■地図はこちら。
http://www.pafspace.com/riyou/riyou-3.html
TEL&FAX:03-5991-6117(浜田)
■上映作品
『放課後に、理科室で』(ダイジェスト15分版)監督:根来祐
『竜超の現代狂養講座・同性愛とテレビジョン』(25分)監督:島田暁(akaboshi)
■上映後に両者のトークを開催します。(終了見込みは21時)
■監督プロフィール
・根来祐(ねごろ ゆう)
1972 年岡山県生まれ。自分自身の体験から摂食障害を扱った短編ドキュメンタリー『ゆらゆら』、『疑似恋愛』、『からっぽ』を製作。2001 年には長編「そして彼女は 片目を塞ぐ」が山形国際ドキュメンタリー映画祭で上映。2009年に祖母・母・自分の3代をテーマとした「Her Stories」を完成。市民メディアセンターMediR・映像ワークショップ講師。
・島田暁(しまだ あきら)
2005年より「akaboshi」名義でブログ『フツーに生きてるGAYの日常』を開始。YouTubeと連動しながら主に日本のセクシュアルマイノリティの情報を発信。2007年『No Border~世界のLGBTからのメッセージ』、2009年『竜超の現代狂養講座 同性愛とテレビジョン』。共に東京国際レズビアン&ゲイ映画祭で上映。2010年長編ドキュメンタリー『しみじみと歩いてる』完成。座・高円寺ドキュメンタリーフェスティバルにて奨励賞受賞。
■上映作品紹介
・『放課後に、理科室で』
小学生から漫画を描き始め、24年組から続く少女漫画に影響を受け、同人誌製作や「やおい文化」にすっかり浸りきった10代。その時にであった文化や友達についての回顧録のようなつもりでこの作品をつくっています。今回は膨大な素材の一部をダイジェストでご紹介します。
・『竜超の現代狂養講座・同性愛とテレビジョン』(2008年制作:25分)
1990年代…日本でもゲイがメディアを彩った時代があった。そんな中、NHKでもゲイ・レズビアンに注目した連続番組が製作されたものの、放送は第一回目をオンエアした直後に打ち切り。一体何が起こったのか?! 番組を担当した女性ディレクターが真相を語る。
同性愛とテレビジョン●NHK放送中止事件の真相
1月10日(月)13:00 『しみじみと歩いてる』 島田暁監督

新春のパフ★シネマは、ドキュメンタリー映画『しみじみと歩いてる』の上映。そして、映画の主要登場人物であるMtFトランスジェンダーの綾さん(上の写真の人物です)をゲストに迎え、撮影の裏話や後日談をトーク。
新春パフ★シネマ『しみじみと歩いてる』上映会
2011年1月10日(月・祝)13:00~
会費:1200円 ※予約は不要。お気軽にお越しください。
会場:パフスペース
http://www.pafspace.com/
…東京メトロ東西線早稲田駅下車、馬場下口(2or3b)より2分。
馬場下町交差点を文学部の方向(左)に曲がり3軒目のビル。
ドコモショップ横の階段を上がり3階。
■地図はこちら。
http://www.pafspace.com/riyou/riyou-3.html
TEL&FAX:03-5991-6117(浜田)

2006年10月から、大阪の御堂筋を性的マイノリティとその友人たちが歩く『関西レインボーパレード』に通いながら出会ったレズビアン、ゲイ、MtFトランスジェンダー、FtMトランスジェンダーそれぞれの日常生活、それぞれの違い、家族へのカミングアウト、仕事場や人間関係における葛藤や喜びを描いたドキュメンタリー。ゲイである監督の視点からまとめました。監督:島田 暁/2010年制作 77分
■監督プロフィール
2005年より「akaboshi」名義でブログ『フツーに生きてるGAYの日常』を開始。YouTubeと連動しながら主に日本のセクシュアルマイノリティに関する情報を発信。2007年『No Border~世界のLGBTからのメッセージ』(尾辻かな子さんと共同監督)、2009年『竜超の現代狂養講座 同性愛とテレビジョン』監督。共に東京国際レズビアン&ゲイ映画祭で上映。
この作品はこれまで9月20日(祝)北海道shintoku空想の森映画祭、10月11日(祝)大阪・トランスカフェAYA、11月3日(祝)・23日(祝)なかのZERO視聴覚ホールでの自主上映会と上映を重ね、いよいよパフ★シネマ初登場となります。映画が創られた背景について、より詳しく知ることのできるトーク付きでの上映。ぜひこの機会に御覧ください。
■『しみじみと歩いてる』これまでの上映における反響
●10月11日(祝)トランスカフェAYAでの上映イベントの模様と観客アンケート
●11月3日(祝)なかのZERO視聴覚ホール上映時の観客アンケート
●11月23日(祝)なかのZERO視聴覚ホール上映時の観客アンケート(1)
●11月23日(祝)なかのZERO視聴覚ホール上映時の観客アンケート(2)
『ココデナイドコカ』12月11日(土)上映アンケート

12月11日(土)にパフスペースで開催された『ココデナイドコカ』上映会。御来場くださった皆さんありがとうございました。上映後には監督の中川あゆみさんと、出演者のリョウさんとのトークを行い、映画が撮影されてから8年後の「今」の視点から振り返ったり、後日談を伺ったりしました。

「もうセクシュアル・マイノリティへの差別は(日本では)なくなった」とか、「息苦しさなんて気のせいでしょ?」と言われる度に「そうかもなぁ・・・」と思ったりもするのですが、同時に「じゃあ、僕が毎日生きていて、実際に感じているこの『チクチクした感じ』は無いものにされてしまうのだろうか?。どう説明すれば、伝えることが出来るんだろう」と思うことが多いです。その、『チクチクした感じ』とか『モヤモヤした感じ』が、見事に映像から感じ取ることが出来る。そんな稀有な映画だと思います。

当事者には「ずし~ん」。そして、そうでない方々には「当事者が口に出したくても出せないでいること」が、読み取っていただける可能性のある映画。そんな気がします。
『ココデナイドコカ』12月11日上映アンケート
(「公開可」と明記されたもののみ。ネタばれ注意)
●事実(ドキュメント)とは本当にドラマ以上にドラマティックなのだな・・・と感じながら見ていました。学生時代の終わりから、就職、家族、友人、恋人(元カレ込みで)との交流や関係性までが、ていねいにまとめられていました。セクシュアリティの悩み、精神的な辛い部分について、もっと深く見てみたい気がしましたが、そこは実姉である中川監督のスタンスだったのでしょうか。これからのリョウさん自身を撮っていただけると楽しみ・・・と思う一方、今回を機に様々なセクマイの方を題材にして頂けるとうれしいです。
●最初の恋人とのやりとりが、なんか泣いちゃいました。本当、2人だけだと絶対、煮詰まることはあるし、そーゆー時に周囲に話せる人がどれだけいるかが大事なんだろうなぁと。あと、「いとことかが寄り付かなくなった」のあたりも心が痛みました。そんな奴こっちから願い下げだ!と思える時もあるけど、切ないですね・・・。
結婚して、子供が生まれてっていうだけじゃない、ゲイとしてのライフコースとか、ロールモデルがもっと可視化される必要が、まだまだあるなと思いました。だって昔からゲイはずっといたわけだし。若い人がゲイとして誇りを持って年をとっていけるようになるといいなと。
●母親が「うちの子、女かもしれないんです」と医師に話したというシーンで、同性愛とGIDを混同している人は多そうだな、と感じた。「人生は、先はどうなるか分からない」に共感した。私も、子供の頃は普通に男性と結婚するのかな、と思っていたから。
●はじめの数十分は、リョウさんの「ゲイとしての」生きづらさというよりも、一人の青年としての生きづらさを追っているように感じた。むしろ、リョウさんを通じて、パートナーであるS君やI君の口から「ゲイとしての」生きづらさが語られていた。「家族との関係性の築き方」という、多くのセクシュアルマイノリティ当事者にとって、ひとつの壁であろう問題が、そこでは語られていた。
リョウさんの「ゲイとしての」生きづらさは、映画の終盤で語られていた「先が見えない」ということ。タイトルの『ココデナイドコカ』ともつながってくる。「ぼくたちはどこに向かって生きていけばいいのか」という一言が、とても印象的だった。
●自分も、映画の主人公と同じような悩みをかかえていたので、このイベントに参加しました。 個人的には『ココデナイドコカ』の結論が出なくて残念でした。主人公がその後、どうなって行ったのか、とても気になります。
●リョウさんが口にしていた「先行きの不安」という言葉が印象に残っています。リョウさんだけでなく、多くのゲイ、レズビアン、その他「自分は普通じゃない」と感じている人たちが直面するものだと思います。何が彼、彼女らを不安にさせているのか。「個人の意識の持ち方」だけが解決策(改善?)ではないでしょう。「普通」を求める社会や、他者によって抑圧されている部分が多いと思います。少しでも生きやすい社会になりますように。そのためにできることを考えて、少しずつ動き出そうと思います。
●27歳というのにひかれて観に来ました。この後リョウさんはどうされているのかが、すごく気になりました。このドキュメンタリーは2002年頃と見受けられましたが、現在は当時の悩みと比べていかがなのでしょうか・・・。(感想より疑問になってしまいました・・・)
●自分のことをスクリーンの向こうで見ているようで、辛く、淡々と見ていた自分がいた。恋愛が長続きしない、とリョウくんは言っていたけど、恋愛すらしたこともない僕には、うらやましい悩みでした。将来の不安、現実の辛さ・・・薬だけでは救われない。僕も同じだからそう思います。やはり、人は人にしか癒されず、温もりを得ること、共有することはできないように生まれているようです。
僕も日々、逃げるように現実社会から離れようとする考えから離れられません。ただ1つだけ、死ぬ前に、うれしかったこと1つでも思い出せたら。これが今の僕の夢です。(ちと暗くなりました。ごめんなさい)
●「生きづらさ」を強く感じた。リョウさんを始めとする出演者の方々から感じた「生きづらさ」は、セクシュアルマイノリティが社会で生きていくうえでの生きづらさだけでなく、親との関係や恋人との関係でも感じた。全体的に重い印象を受ける映画だった。社会の中で生きている人が、社会のなかで生きている人を撮った映画の印象が「重さ」だったので、この「重さ」はいまの社会を表しているのかもしれないと思った。
●映画の中のリョウさんとトークをしているリョウさんを比べて、今のリョウさんが、つきものが取れたようにさっぱりとしていることが印象的だった。
Q.イベント全体へのご意見・ご感想をお書きください。
○監督ご本人が居られてお話を伺えるのが、映画の行間がみえるようでとても興味深かったです。でも一番のサプライズはお母さんの登場でした!!。お母さんの言葉には、本当に感動しました。また参加させて頂ければと思っています。
○お姉さんの愛を感じた。
○とてもおもしろかったです。中川さんやリョウさんの話が聴けたのも、楽しかったです。
○出演者の話が聴けたり、手作り感があって、すごくあったかい場所だなと思いました。他のゲイ映画も観てみたいです。
○1人じゃないよ、って言ってほしくて、いつも大都会・東京に来ています。べつに相方がいるわけじゃないのに、温もりを感じるのです。東京の街に。いろんな人がいろんな生き方して、否定しない生き方を大事にしてくれる東京、僕の憧れの街です。
○定期開催して頂けるとありがたいです。
12月11日(土)19:00 「ココデナイドコカ」 中川あゆみ監督

映画を観た方からの熱心な推薦を受け、ひさびさにパフ★シネマの開催が決定しました!上映後には監督と出演者をお迎えしてのトークも開催。12月11日(土)夜はぜひ、パフスペースにお越しください!
パフ★シネマ、2010年ラストを飾るのは・・・
ドキュメンタリー映画『ココデナイドコカ』上映会&トーク
セクシュアルマイノリティである主人公の日常を
その姉が丁寧に撮影しながら制作された
日本のドキュメンタリー映画の上映と、
監督の中川あゆみさん、主人公のリョウさんを
お迎えしてトークを開催いたします。
パフ★シネマ『ココデナイドコカ』上映会
2010年12月11日(土)開場18:30/開映19:00
会費:1200円 ※予約は不要。お気軽にお越しください。
会場:パフスペース
http://www.pafspace.com/
…東京メトロ東西線早稲田駅下車、馬場下口(2or3b)より2分。
馬場下町交差点を文学部の方向(左)に曲がり3軒目のビル。
ドコモショップ横の階段を上がり3階。
■地図はこちら。
http://www.pafspace.com/riyou/riyou-3.html
TEL&FAX:03-5991-6117(浜田)
■映画『ココデナイドコカ』とは

同棲していた恋人との別れ、ファッションデザイナーを夢見ての卒業制作と就職、母との確執、新しい恋人との出会いと別れ、ゲイパレードやクラブイベントなど、日常の出来事の中で揺れる主人公を1年に渡って追った。
今の日本社会の中で、セクシュアル・マイノリティの若者が、どんな葛藤を抱えて生きているのか考えるきっかけになる作品。
2010年 64分(日本)日本語
監督:中川あゆみ
【予告編】http://www.youtube.com/watch?v=GHs9mjUJyKc&feature=player_embedded
■上映歴:2010年
7月4日 福岡アジア映画祭
8月8日 東京@Cafe★Lavanderia(カフェ ラバンデリア)
9月11日 関西クイア映画祭
10月10日 香川レインボー映画祭
■監督:中川あゆみさんプロフィール

受賞歴:宇宙船地球号「奇跡の海 オホーツク」科学映像技術祭文部科学大臣賞、NHKハイビジョン特集「天山蜜に挑む」ATPドキュメンタリー部門優秀賞。
■上映後トーク出演
中川あゆみ監督、リョウさん
司会:akaboshi

『しみじみと歩いてる』第2回東京上映会
11月23日(祝)14:00上映(トーク付き1300円)
会場:なかのZERO視聴覚ホール
監督:島田暁/2010年制作 77分
制作:akaboshi企画
『関西レインボーパレード』で出会ったレズビアン、ゲイ、MtFトランスジェンダー、FtMトランスジェンダーそれぞれの日常生活、それぞれの違い、家族へのカミングアウト、仕事場や人間関係における葛藤や喜びを描いたドキュメンタリー。ゲイである監督の視点からまとめました。今回は映画に出演している九州のゲイ・カップルをゲストに向かえて「地方に暮らすセクシュアルマイノリティとして思うこと」を上映後にトーク。ぜひお越しください!→上映会の詳細はこちら。
パフシネマ これまでのトーク映像公開中!
パフ★シネマのこれまでのトークはYouTubeで「公開可能な場面のみ」公開中。映画を見ずとも独自に楽しめる内容です。タイトルをクリックするとYouTubeの映像PLAYLISTに飛びます。

【ゲスト】イトー・ターリさん、山上千恵子監督
【司会】浜田幹子、akaboshi
・・・映画制作時の裏話をはじめ、イトー・ターリさんのパフォーマンス・アーティストとしての思考や表現方法の変遷を、貴重な記録映像の数々を見ながら振り返ります。アートやパフォーマンス・アート、芸術表現に興味のある方、必見です。
→『ディア・ターリ』作品解説はこちら。

【ゲスト】:北原みのりさん(LOVE PIECE CLUB)/高橋フミコさん(パフォーマンス・アーティスト)/イトー・ターリさん(パフォーマンス・アーティスト)
【司会】akaboshi
・・・2001年に「女性が表現する」というキーワードで多種多様なアーティストが集結した展覧会。準備から関わったターリさんと高橋さん、出展者の1人だった北原さんが「今だから語れる秘話」を明かしてくださいました。セルフヌード・プロジェクトの中止やブラジャーの作品内使用中止など、さまざまな制約の存在が表面化した機会でもあったのです。
→『越境する女たち』作品解説はこちら。

【ゲスト】 マーガレットさん、リム・デズリ監督。
・・・超マニアック(?)ク ィア映画トーク!マーガレットさんのパフスペース初登場を見逃すなっ!
→「リム・デズリ監督特集上映」作品解説はこちら。

【ゲスト】赤杉康伸さん、石坂わたるさん、石坂モモさん、名取たいすけ監督
・・・『同性カップルと家族』というテーマでトークを開催。今年、赤杉康伸さんが2度の入院とそれに伴う手術を経験した際、パートナーの石坂わたるさんは「同性・事実婚パートナー」として入院・手術手続きを行い、「同性パートナー」として医療従事者と対面する経験をしたそうです。そうした「生活面で同性パートナーとして実際に体験してきたこと」を中心に伺いました。
→『一緒ネ!』上映後トーク「同性カップルと家族」

【ゲスト】北丸雄二さん、尾辻かな子さん
【司会】akaboshi
・・・2008年度アカデミー賞短編ドキュメンタリー映画賞受賞の同作は、同居しているレズビアン・カップルの物語。ある日、49歳のローレルが末期がんで余命半年であることを宣告されます。遺されることになるパートナーのステイシーは、「同性である」ということで遺族年金が受け取れず、住居を奪われる危機に直面します。残り少ない日々の中、ローレルとステイシーは行政に対して、この不合理を改善するように訴えかけるのですが・・・。
→『フリーヘルド』上映後トーク映像はこちら。
1月9日(土)~11日(月)新春パフ★シネマアンコール+『プリカちゃん』

『プリカちゃん』(2006年/32分)
監督:天宮沙江・内田嘉
声の出演:笹野みちる・SEIKA・ほか
プロデューサー:北原みのり
・・・レズビアンとバイセクシャルの為の商業誌「アニース」(現在休刊)に掲載されていた人気漫画の映像化。レズビアンのごくごく日常の生活や悩みなどを素朴でユーモラスに描いたアニメ。2006年、各地のレズビアン&ゲイ映画祭、女性映画祭で上映。LOVE PIECE CLUBで「プリカちゃん映画サポーター」を募り、たくさんの方から約50万円が集まり、そのお金で制作されました。プリカちゃんファンが創った映画です。
【TIME SCHEDULE】
1月9日(土)
14:30~『♀RoTiCiSm(エロティーズム)』+『越境する女たち』
→11月3日上映時の作品解説+トーク
16:15~『恋人はバンパイア』他、リム・デズリ監督特集上映
→11月14日上映時の作品解説+トーク
17:30~『プリカちゃん』+『ディア ターリ』
→『ディア・ターリ』10月31日上映時の作品解説+トーク
1月10日(日)
16:30~『フリーヘルド』
→1月3日にはトーク付き上映。作品解説
17:30~『一緒ネ!』
→11月23日上映時の作品解説+トーク
1月11日(月)
15:30~『フリーヘルド』
→1月3日にはトーク付き上映。作品解説
16:30~『プリカちゃん』+『ディア ターリ』
→『ディア・ターリ』10月31日上映時の作品解説+トーク
★アンコール上映作品★『新春パフ★シネマアンコール+プリカちゃん』
2010年1月9日(土)~11日(祝)
会費:1000円 各回入れ替え制
※予約は不要。お気軽にお越しください。
会場:パフスペース
http://www.pafspace.com/
…東京メトロ東西線早稲田駅下車、馬場下口(2or3b)より2分。馬場下町交差点を文学部の方向(左)に曲がり3軒目のビル。ドコモショップ横の階段を上がり3階。
■地図はこちら。
http://www.pafspace.com/riyou/riyou-3.html
TEL&FAX:03-5991-6117(浜田)

(2000年・日本/42分/ドキュメンタリー)
監督:山上千恵子/出演:イトー・ターリほか
・・・「わたしを生きる」ためにセクシュアリティーを問い続けるパフォーマー、イトー・ターリに作者の思いを重ねたドキュメンタリー。 1990年代にパフォーマンス作品の中で「レズビアン」を告白し、その後さまざまな変遷を遂げているイトー・ターリさんのステージ・パフォーマンスや作品制作の背景にある日常生活が丹念に記録されています。
【9日(土)17:30、11日(祝)16:30上映】
→10月31日上映後のトーク映像
(ゲスト:山上千恵子監督、イトー・ターリさん)

(2001年・日本/8分)
監督:リム・デズリ
・・・セクシュアリティを言葉と映像で紡ぎ出すレズビアン・ポエティック・ムービー。
【9日(土)14:30上映】

(2001年・日本/85分/ドキュメンタリー)
監督:リム・デズリ/出演:ウィメンズ・アート・ネットワーク
・・・「女性が表現する」というキーワードで集まった女性たちによって2000年に開催された展覧会の様子を記録。多種多様なセンスや思想を持つアーティストたちによる個性のぶつかり合いが画面から溢れだす!
【9日(土)14:30上映】
→11月3日上映後トーク映像
(ゲスト:北原みのりさん、イトー・ターリさん、高橋フミコさん)

・・・レズビアンである監督が日本とカナダで制作した中・短編を7本一挙上映。
『Dyke:Just Be It』(1999年・日本/2分)、
『え?ビアン?』(2006年・日本/1分)、
『使い捨てレズ』(2000年・日本/6分)、
『父さん、母さん、わたしは・・・』(2004年・カナダ/1分)、
『ラベルは?』(2005年・カナダ/1分)、
『バブルティー物語』(2003年・カナダ/17分/ドラマ)
・・・レズビアンのカミングアウト青春コメディー。バンクーバーのCitytv共同制作、2004年プライムタイム放送。
『恋人はバンパイア』(2005年・カナダ/34分/ドラマ)
・・・カラっとしたセンスが光る音楽&ダンス満載のファンタジー・ラブコメ。もうすぐ二十歳を迎えるタラは800年続くバンパイアの最後の後継者。 一人前のバンパイアになるためには、特別な月夜に運命の恋人とキスをしなければならない。 恋に不器用なタラだが、期日直前、美女ネリーに出会う。
【9日(土)16:15上映】
→11月14日上映後トーク映像
(ゲスト:ドラァグ・クイーンのマーガレットさん、リム・デズリ監督)

(2007年・USA/38min/Language:English/日本語字幕付き上映)
監督:シンシア・ウェイド/2008年度アカデミー賞短編ドキュメンタリー映画賞受賞。
・・・同居しているレズビアン・カップル。ある日、49歳のローレルが末期がんで余命半年であることを宣告されます。遺されることになるパートナーのステイシーは、「同性である」ということで遺族年金が受け取れず、住居を奪われる危機に直面します。残り少ない日々の中、ローレルとステイシーは行政に対して、この不合理を改善するように訴えかけるのですが・・・。
【10日(日)16:30、11日(祝)15:30上映】
→1月3日(日)には尾辻かな子さん、北丸雄二さんのトーク付き上映
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(2006年・日本/42分/ドキュメンタリー)
監督:名取たいすけ/出演:赤杉康伸、石坂わたる、石坂モモ
・・・あるゲイのカップル、ふたりは東京都内での様々な選挙の立候補者にゲイに対する意識調査のアンケートを行っています。たったふたりだけの団体、東京メトロポリタンゲイフォーラム(TMGF)の活動と日常に寄り添ったドキュメンタリー。
【10日(日)17:30上映】
→11月23日上映後トーク映像
(ゲスト:赤杉康伸さん、石坂わたるさん、石坂モモさん、名取たいすけ監督)
【1月9日(土)~11日(祝)にはパフスペースで、パフ★シネマ以外にも以下のイベントが予定されています。ぜひ併せて御来場ください!】
●1月9日(土)19:00~
パフスペース新年会(会費1000円:どなたでも参加できます。)
●1月10日(日)14:00~
パフナイト『心と体のオモロイ関係~MtFレズビアン綾さんの人生“トラ”の巻!』
●1月11日(祝)
Ronとakaboshiの直撃トーク003『綾さんに聞く!MtFレズビアンな恋バナ&SEX』
1月3日(日) アカデミー賞受賞ドキュメンタリー「フリーヘルド」

同居しているレズビアン・カップル。ある日、49歳のローレルが末期がんで余命半年であることを宣告されます。
遺されることになるパートナーのステイシーは、「同性である」ということで遺族年金が受け取れず、住居を奪われる危機に直面します。残り少ない日々の中、ローレルとステイシーは行政に対して、この不合理を改善するように訴えかけるのですが・・・。
2008年度アカデミー賞短編ドキュメンタリー映画賞、サンダンス映画祭特別審査員賞など数々の映画賞を受賞し、日本では第17回東京国際レズビアン&ゲイ映画祭で上映された作品が、いよいよパフ★シネマに登場します。
上映後には、NY在住ゲイ・ジャーナリストで現在来日中の北丸雄二さんと、前大阪府議会議員でレズビアンの尾辻かな子さんをお迎えし、「同性婚」を巡る一進一退が政治の場で重要トピックとなっているアメリカの社会事情や宗教的背景、そして日本における法制度上の「取り残された問題」についてトークします。終了後には軽く懇親会も予定。正月3日での開催になりますが、ぜひお誘い合わせの上、御来場ください。
『フリーヘルド/FREEHELD』
2010年1月3日(日)開場17:30/開映18:00
会費:1200円 ※予約は不要。お気軽にお越しください。
会場:パフスペース
http://www.pafspace.com/
…東京メトロ東西線早稲田駅下車、馬場下口(2or3b)より2分。馬場下町交差点を文学部の方向(左)に曲がり3軒目のビル。ドコモショップ横の階段を上がり3階。
■地図はこちら。
http://www.pafspace.com/riyou/riyou-3.html
TEL&FAX:03-5991-6117(浜田)

「フリーヘルド/FREEHELD」
(2007 / USA / 38min / Language: English/日本語字幕付き上映)
★シンシア・ウェイド監督メッセージ&作品解説(第17回東京国際レズビアン&ゲイ映画祭公式サイト)
http://www.tokyo-lgff.org/2008/prog/freeheld.html
【トークゲスト】
●北丸雄二
・・・作家/ジャーナリスト。毎日新聞記者、中日新聞(東京新聞)ニューヨーク支局長を経て現在はフリーランスとしてニューヨークで著述活動。訳書『フロント・ランナー』(1990年)ほか多数。オフブロードウェイ・ミュージカル『ヘドウィグ・アンド・アングリー・インチ』『アルターボーイズ』の日本公演用翻訳脚本担当。
★公式サイト「北丸雄二.com」 http://www.kitamaruyuji.com/index.html
●尾辻かな子
・・・前大阪府議会議員。2003年大阪府議に当時最年少で当選。2005年に東京レズビアン&ゲイパレードで現職政治家として同性愛者であることをカミングアウト。2007年7月に民主党公認で参議院選挙全国比例に立候補。2008年、絵本『タンタンタンゴはパパふたり』を翻訳。著書『カミングアウト~自分らしさをみつける旅』(2005年)。
【聴き手】
●akaboshi
・・・パフナイト/パフ★シネマスタッフ。2006年よりブログ『フツーに生きてるGAYの日常』と連動してYouTubeにて日本のセクシャル・マイノリティに関する映像を発信。『No Border~世界のLGBTからのメッセージ』共同監督(2007)。 『竜超の現代狂養講座・同性愛とテレビジョン』監督(2009)。
「フツーに生きてるGAYの日常」にてトーク映像、続々公開中。
『一緒ネ!!』監督や観客インタビューが「ドルフィンコール」で配信!

「同性カップルと家族」というテーマで行われたトークの終了後、「ドルフィンコール」というサイトを運営されている方から、名取たいすけ監督や、観客の方々への音声でのインタビューが行われました。会場の熱気や上映直後の観客の皆さんのホットな感想が記録されています。こちらのリンクから聴くことが出来ますのでぜひ!
→ドルフィンコール『第1回目配信』
サイト「ドルフィンコール」さんでは「LGBTイベントに参加し参加者の生の声を拾いあげること。
直の声を配信することでイベントに参加することに躊躇しているセクシュアルマイノリティへの背中を押すこと」と、「LGBTと関わりの少ないストレートに対する啓発・気づきを与えることも狙いの一つ」として、今後も各所で取材が行われるそうです。
ぜひぜひ、またパフ★シネマにもよろしくお願いします!
★『一緒ネ!』は今後、アンコール上映を行う予定です。詳細は決まり次第、こちらで発表させていただきます。
→作品情報はこちら。
11月23日(祝)16:00●「一緒ネ!」名取たいすけ監督

「一緒ネ!」2006年/42分/DV/ドキュメンタリー
監督:名取たいすけ
・・・あるゲイのカップル、ふたりは東京都内での様々な選挙の立候補者にゲイに対する意識調査のアンケートを行っています。たったふたりだけの団体、東京メトロポリタンゲイフォーラム(TMGF)は2001年から、都議会議員選挙、都知事選挙、市区町村議会・市区町村長選挙や衆議院議員選挙や参議院議員選挙の東京の選挙区で選挙に際して、立候補予定者にアンケート調査を行い、その結果をホームページにて公表してきました。そんなふたりの活動と日常に寄り添ったドキュメンタリーです。
★上映後、赤杉康伸さん、石坂わたるさん、石坂モモさん、名取たいすけ監督を迎えてトークを開催。
・・・今年、赤杉康伸さんが2度の入院とそれに伴う手術を経験した際、パートナーの石坂わたるさんは「同性・事実婚パートナー」として入院・手術手続きを行い、「同性パートナー」として医療従事者と対面する経験をしたそうです。今回のトークでは、そうした「生活面で同性パートナーとして実際に体験してきたこと」を中心に伺います。また、お二人で作成している「公正証書」の現物なども見せていただきながら、今の日本の法制度上で「出来ること」「出来ないこと」が、具体的に浮かび上がる機会にも出来ればと思います。
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11月23日(祝)開場:15:30/上映スタート:16:00
会費:1200円 ※予約は不要。お気軽にお越しください。
会場:パフスペース
http://www.pafspace.com/
…東京メトロ東西線早稲田駅下車、馬場下口(2or3b)より2分
馬場下町交差点を文学部の方向(左)に曲がり3軒目のビル。
■地図はこちら。
http://www.pafspace.com/riyou/riyou-3.html
TEL&FAX:03-5991-6117(浜田)
★「ドルフィンコール」にて、11月23日(祝)上映&トーク終了後の監督や観客へのインタビュー音声が公開されました!
→ドルフィンコール「第1回目配信」
■上映後のトークの模様です。
★再生中にカーソルを画面上に持って行くと小画面が出てきて、同PLAYLISTの全ての映像を選択して視聴することが出来ます。
★パフ★シネマ『一緒ネ!』PLAYLIST